熊本大学との合同学習会

昨日から1泊で,霧島へ行ってきました。
熊本大学のY先生の研究室と,
私の研究室との合同学習会です。
一昨日の大雪で,行けるかどうか心配しましたが,
無事,予定通り,学習会を開くことができました。
 
で,何の学習会だったかというと,
ドイツのWittmann先生の作っている実験教科書,
Das Zahlenbuchの学習会です。
この教科書は,私も興味を持っている本質的学習環境
というものを具現化するための教科書で,
日本で使われている教科書とは,全くといっていいほど異なります。
ドイツ語で書かれているため,なかなか深く読みこなすことが
できないのですが,
今回の学習会では,Y先生の研究室の協力で,
実際にDas Zahlenbuchの学習活動を体験することができ,
「なるほど〜」と唸ること満載の,非常に中身の濃い学習会となりました。
 
せっかく,熊本大学鹿児島大学の合同開催ということだったので,
Das Zahlenbuchの学習会だけではなく,
数学体験コーナーと称して,両方の研究室の学生による
数学の活動的学習,また,夜には,Y先生と私も,数学ネタを提供し,
楽しく数学の学習活動を行うことができました。
 
本来,数学って,受験のためとか,やらされてやるものではなく,
こうやって楽しみながら勉強できるものなんですよね。
今回の合同学習会で,本質的?な数学学習というのを感じることが
できたような気がします。
 
私が勉強になったのはもちろんなのですが,
今回の学習会は,うちの研究室の学生さんにも非常によかったと思います。
ただのレクリエーションのために集まるのではなく,
お互いに,研究した成果を持ち寄っての学習会ということで,
目的意識もはっきりしていましたし,
しっかり勉強して,温泉に入って,おいしい料理を食べて,
そして,お酒も入りながら楽しい数学を体験し,,,,
まさに,充実感たっぷりの2日間だったと思います。
 
考えてみれば,山梨で学会があったときに,
Y先生といっしょに飲んで,ほんの思い付きから始まったこの企画,
終わってみると,大成功だったと思います。
ぜひ,ぜひ,定例化して来年も実現したいものです,,,。
鍋ちゃん,よろしくね。
 
ということで,

【本日の反省】
今回の合同学習会で学んだことは,
しっかりと今後の研究に役立てましょう。
クリスマスだ,お正月だと,浮かれている場合ではありません。
でも,今日はローストチキンが食べたいです。