卒論も大詰め

前回日記を書いたのが,センター試験のときのことなので,
なんとなんと,かれこれ1ヶ月もここを放置していました。
毎度毎度ですが,ごめんなさい。
 
この間あったことを適当に書き連ねますと,
1月最後の週末は熊本大学で学会発表,
次の週末は,編修会議で広島へ出張,
その間に,複式学級の研究論文を執筆,
県内の小学校への研究授業,研修会等の参加4回,
息子の颯汰くんにもらった風邪でダウン1回,
研究室の学生さんの,卒論の実験授業2回,,,,etc,
とにかく,1月4日に仕事始めをしてから,
休みなしのまま,2月中旬を迎えてしまっています。
 
まあ,忙しいことはいいこと,と強引に自分を元気付けて,
毎日バタバタと働いています。
 
で,今日は,学生さんの卒業論文のお話です。
 
教育学部卒業論文の提出締め切りは,すでに終わっているのですが,
うちの研究室の学生さんたちには,
卒業論文発表会というものがあります。
今年は2月18日の開催,ということで,発表に向けて,
現在論文の最終仕上げ,といった段階です。
 
毎年この時期になると,夜遅くまで大学に残って,
卒論の仕上げをする学生さんたちに付き合います。
私は職業柄,文章を書くということに慣れているのですが,
学生さんにとっては,まとまった量の論文を書くというのは,
それこそ生まれて初めてなわけで,
皆さんそれなりに苦労しています。
私のところへ原稿を持ってきては,ダメだしされて,
書き直してはまたダメだしされて,,,,の繰り返しです。
 
でも,ここ何年かそうした学生さんの論文指導をしていて,
確信しているのは,
文章を各能力というのは,何処かの時点で練習しないと,
絶対に身につかないということです。
自分の考えを文章にまとめる,という作業は,
卒業論文のときくらいにしかトレーニングできないのですが,
これを経験しているのとしていないのでは,
社会に出てから,要するに先生になってから,
圧倒的な力量の差が出てしまいます。
私も,高校の先生をしていたときには,
大学院で論文を書くというトレーニングを積んでいて
本当によかったと思ったことが多々ありました。
 
また,学生さんたちの潜在能力というものにも驚かされます。
何回もダメだしして,文章を書き直してもらうたびに,
前の文章より格段によくなってきます。
最初は,日本人離れした日本語を書いてくる人が多いのですが,
ダメだしをくらって,書き直すということを繰り返すうちに,
大体みんな,普通に論文らしい文章が書けるようになってきます。
ほんのちょっとのトレーニングなんですが,
文章を書くコツみたいなものをつかんでいくのでしょう。
 
何はともあれ,今年も卒論シーズンは大詰めです。
来週末の卒業論文発表会では,1年間がんばってきた成果を,
しっかりと発表してもらいたいものです,,,,。
 
というわけで,久々に熱く語りましたが,,,

【本日の反省】
学生さんがしっかりとした文章が書けるように,
懇切丁寧な指導を心がけましょう。
決して,添削指導なのに,赤でツッコミを入れるようなことは
してはいけません。